憧れの本屋さんのコロナウィルス対応

世の中、新型コロナウィルスで大変な騒ぎとなっておりますが、皆さまご無事でいらっしゃいますか?
ご存知の通り、イタリアでは全土で移動制限措置がとられ、食品と薬品以外の店舗はすべて営業中止となっています。
オフィスもお休みのところが多く、かなりの人が自宅待機をしているそうです。
暗いニュースが続く中、フィレンツェのあこがれの本屋さんが、素敵な企画をしていたのでご紹介します!
フィレンツェの有名書店 TODO MODO。
このお店、とっても面白いんです!
まだ行ったことないから、ウェブで見ているだけなんですけど。(早く行きたい)
まずこのお店、古本と新しい本が同じ棚に並んでいます。
古本には水色のシールを貼って区別。
店で買った本をこのお店で古本に出すと、4分の1の値段で買い取ってくれるそう。
新しい本との出会いも、今では手に入らないあの一冊との出会いも同じ棚に!
すてきすぎる!
エノテカ兼カフェUqbarも併設しています。
使い込んだ木製の棚にトスカーナワインが並び、テーブルにその日の新聞や雑誌が置かれています。
夜に地元のワインを飲みながら、その日買った本をめくるなんて、至福の時間でしょうね~。
こんな本屋さんが、近くに欲しい!
奥には多目的に使える劇場もあります。
朗読会やコンサート、セミナーが開催されているとか。
翻訳者の集いもあるそうですよ。
まさに文化の発信地。
「すてきだな~」と思いながら、日々、インスタ@todomodolibriに熱い視線を注いでいます。
そんなTODO MODOが、町のパン屋さんS.forno panificio(ここのインスタ@ilsantobevitorefiもかわいいの)とコラボして、「お楽しみパック」(私が勝手に命名)を企画したんですって!
パン屋さんからは、自家製パンやケーキとお店で取り扱っているジャムやパスタが、本屋さんからは、3月の新刊と書店員おすすめの本が届くそう。
フィレンツェ市内限定。
配達無料。
感染防止のため、支払いは銀行振り込みにて。
私はずっと「通販って、ただ物が届くだけでお店の人とのコミュニケーションがなくてつまらない!」と思っていたんですけど、町のパン屋さんが焼いたパンが届き、町の本屋さんが選んだ本が自宅に届けば、受け取った人の心には、お店の人の顔が浮かびます。
それは立派なコミュニケーション。
自宅にこもって荒んだ心には、ぽっとあかるい灯がともることでしょう。
限られた状況の中でも、お店もお客さんもハッピーになれる企画を考え出すところに、ますますTODO MODO のファンになりました。
一度も行ったことないんですけどね!
早く何の心配もせずフィレンツェに行ける日が来るといいなぁ~。
コロナウィルスの騒ぎが発生して1カ月以上が経ちました。
いろんな人がいろんなことを言っていますが、こういう時こそ、口ではなく行動に、その人の人柄や意志が出るように感じています。
私も、少しでも仕事仲間や生徒さんの心を明るくする行動に出られれば、と試行錯誤する毎日です。
早く日常が戻りますように。
\4月の学習デーは規模縮小で開催します/
