イタリアのバールで水道水をもらおうとした話

「ヨーロッパでは水は買うもの」

……ではありますが、バールでどうしても少しだけ水をいただきたいことってありませんか?
貧弱な私は、荷物が重すぎて頭が痛い、ということがよくあります。
それなのに、ボトルで水を買ったら、荷物はますます重くなってしまいます。
水を買って頭痛がひどくなったら、本末転倒。

そんな時は、勇気を出してバールの店員さんに尋ねます。

「申し訳ないのですが、水道のお水を少しいただけませんか?薬を飲みたくて」
Scusi, ma posso avere un po’ di acqua del rubinetto? Mi piacerebbe prendere la medicina.

もらえるかどうかは、状況次第です。
混んでいない時に声をかけるとか、ちゃんとオーダーした後にお願いするとか、こちら側の配慮も大事。

なぜでしょうか。
お水代を節約したいという下心は見抜かれてしまうがします。
(気のせいかもしれませんが)

rubinettoという単語を初めて聞いた方もいるかもしれませんが、これは「水道の蛇口」という意味。

それで、ですね……、

一時期、何を間違えたのかこの単語を間違えて口にしていたことがありました。

rubinetto ではなく、gabinetto。
「蛇口」ではなく、「便器」!!!

げげ!

北イタリアにあるティラーノにて、入れ墨だらけの女性バリスタに爆笑されて気がつきました。

この時は、フランスを2週間ほど旅してからベルニナ鉄道に乗ってティラーノからイタリア入り、という旅程でした。
イタリアに入る前に、何度かフランス語でも同じようなことを聞いていたのですが、フランスのギャルソンたちは、何も突っ込まずにお水をくれていました。

……この対応、何となく、国民性がでているような気がしません?

どちらがサービスマンらしい対応かは意見が分かれるところだと思いますが、私は入れ墨のお姉さんの対応の方が好きだなあ。

だから、フランス語ではなくイタリア語が得意なのかもしれません。