リブレットの読解に役立つ文法書をご紹介

週末は、仙台から生徒さんがいらしてイタリア語のレッスン。
久しぶりにオペラの台本を一緒に読みました。
写真は、レッスンに向けて予習中の私の机の上。

このSさんとは、ふだんは会話や文法といった普通のイタリア語をスカイプで勉強しているのですが、
新しい曲を勉強することになると、こうして一緒に台本を読んでいます。
(ちなみに、個人レッスンページの「レッスン風景紹介」でも言い訳しているのですが、私はオペラど素人です…)

この日は『蝶々夫人』を読みました。
1904年初演、舞台設定も1904年ということで、「現代イタリア語の知識でも読めるんじゃないか」と思っていたのですが……
やっぱりそれだけだと、文法的に分析しきれないところが出てくるんですよね~。

こういうときに頼りにしているのが、この本です。

かなりストイックなレイアウトで(白黒印刷です)、昨今よくある「見れば直感的に分かる!」系の本ではないのですが、普通のイタリア語の知識だけでは「???」となってしまうところがきちんと説明されています。

例えば…
・どうして「あなた」がLeiではなくてVoiなの?
・credeaという言葉、意味から察するとcredereっぽいけど、そんな活用あったっけ?
・sentesiは、si senteでないと説明がつかないけど、そんな語順ありだっけ? などなど。

↑この「詩のイタリア語・昔のイタリア語」というコーナーにコンパクトにまとまっています。私はここだけふせんをつけてすぐに引けるようにしています。
便利ですよ~!

例文がオペラなのも面白いです。

本の最後に、訳もきちんとついています

文法監修の鈴木信吾先生には、大学時代にロマンス言語学を教わりました。
穏やかなお人柄の、イタリア語とルーマニア語を愛するとても素敵な先生でした。

共著の森田学先生は、声楽や作劇法の先生だそうです。
が!別の本にはなるのですが、この先生は文法説明がとっても上手!

こちらは、オペラを学ぶ人ではなく、イタリア語を学ぶすべての人に向けた文法書。

すごくいいです。

先日、生徒さんに「もうちょっとわかりやすい文法書ないですか」と聞かれて、大型書店で見つけてきました。

今度ブログでご紹介できればな~、と思っています。

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