イタリア語のverdeと日本語の「緑」

「赤信号」「青信号」と言いますが、実際の信号の色は「赤」と「緑」ですよね。

では問題です。

イタリア語の青信号は、azzurro「青」でしょうか? verde「緑」でしょうか?

正解は……、「緑」verdeです!

イタリアだけなく、私の知っている外国語だと、英語でgreen、 フランス語ではvertと、軒並みどこも「緑」のよう。
実際に緑色ですからね。
日本語の「青」という言葉の指す範囲の方が特殊なのでしょう。

今日はそんなverdeを使った単語を見ていきましょう。

緑色……。みなさんはどんなイメージがありますか。
私は、緑色が一番好きです。
自然の緑は何よりの癒しだし、緑色って上手に使うとすごくおしゃれに見えませんか?

「緑=自然」のイメージは世界共通です。

環境を大事にした政治を掲げる「緑の党」は世界中にありますものね。
イタリアでは、Federazione dei Verdiといいます。「緑の連盟」と訳されるようです。へえ。

日本語で「緑の多い町」というと「植物の多い町」ですか、イタリア語でもC’e` tanta verde.というと「緑が多い=植物の多い」という意味。

「若葉」のイメージから転じてでしょうか、verdeには「若々しい」という意味もあります。

anni verdiというと「青春時代」。
まさに「若葉のころ」じゃないですか。

frutta verdeというと、「緑の果物」ではなく「若い果実」を指します。
mela verdeというと「青りんご」ですけど)

そういえば、peperone verdeを「ピーマン」といった方がいましたけど、イタリアに日本のピーマンのような小型で苦いあの野菜はない気がします。「緑のパプリカ」ならあります。それがpeperone verde。
生で食べるのが好きです。青臭くて甘くておいしい。

やっぱり食べ物の話は楽しいですね。

salsa verdeは皆さんご存知ですか?
「グリーンソース」
と書くとそのままですが、イタリアンパセリとアンチョビ、ケッパーとゆで卵の黄身で作った緑色のソースを指します。
ボッリート・ミスト(ゆで肉の盛り合わせ)に添えるのが定番ですが、うちだと一食では食べきれないので、焼いたお肉やお魚につけたり、ゆでたジャガイモにつけたりします。
白ワインがすすみますよ!

レストランに行くとinsalata verdeもありますよね。
あれは「グリーンサラダ」。葉野菜のサラダです。

pasta verdeというと「緑のパスタ」ですが、これはほうれん草を練りこんで色を出したパスタ。

te` verdeというと、「緑茶」のことです。
ホームステイ先のおばあちゃんが「緑茶は体にいいのよ」と言いながら、ドサドサと緑茶に砂糖を入れて飲んでいて衝撃を受けました。
飲み物に砂糖を入れる人はイタリアでも減っているそうですね。
15年前にはあれだけ「エスプレッソには砂糖を入れろ」と教えられたのに、今は「砂糖を入れたらコーヒーに味がわからないじゃないか」という人もいるそうです。
苦労して異文化に溶け込んだ私って、いったい何なんでしょう。

脱線しました。

イタリア語のverdeには「無料の」とか「無一文の」といった意味もありますよね。

有名なのはessere al verdeという熟語。「一文無しだ」という意味です。
昔ろうそくの根元が緑色に塗ってあったことに由来するそうです。

numero verdeというと何のことかわかりますか?
フリーダイヤル」です。

onda verdeは直訳すると「緑の電波」ですが、これはラジオRaiの「交通情報」のチャンネル。
ondaは「ラジオの音波」のようです。

と、ここで、調べ物をしていて面白いことわざを見つけました。

Chi di verde si veste, tropo di sua belta` si fida.
「緑色の服を着る人は自信過剰」

えー! 私よく着てるのに!
みんな内心そう思っていたのでしょうか。
今度ネイティブの友達に会ったら聞いてみたいと思います。


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